はじめての事務で、役割の線を引いたときの話

事務と現場のあいだでしんどくなった日

はじめての事務として働き始めた頃、

私は「自分の役割」をどう考え、どう守るかで、とても悩みました。

今振り返ると、それはわがままでも、逃げでもなく、長く働くために必要な選択だったように思います。

目次

最初は「現場はやらせない」と言われていた

入社前、社長からは「現場の仕事はやらせない」と言われました。

ただそれと同時に「現場の業務改善のアイディアを出してほしい」という話が出てきました。

そうして事務を覚えるのと並行して、現場にも入って、仕事を覚えることに。

期待されているのかな、と前向きに受け取った反面、少しずつ不安も感じ始めていました。

※ 入社前、雇用条件や立場について不安を感じたときのことは、
こちらの記事にまとめています。

事務と現場、どちらもちゃんとやろうとして頭がいっぱいに

やるからには、ちゃんとやりたい。

それが私の性格です。

事務も中途半端にしたくないし、現場に入るなら、「分からないまま立っている人」にはなりたくなかった。

だから、事務も覚え、現場の仕事も覚えようとしました。

でも、はじめての事務というだけでも情報量は多いのに、そこに現場の業務が加わり、頭の中はどんどんパンになっていきました。

現場の人も、私の立場が分からなかった

現場の方たちも、私をどう扱えばいいのか分からなかったと思います。

私は事務なのか。現場の一員なのか。どこまで頼っていいのか。

最初は距離を取られている感じもありましたが、

何度か現場に入るうちに、

「これも覚えてもらいたい」

「もっとこうした方がいいよ」

と、言われることが増えていきました。

それは信頼してもらえている証拠でもあり、同時に、自分の役割がどんどん曖昧になっていく感覚でもありました。

「今日は事務?現場?」誰にも分からない状態がつらかった

社長は忙しく、現場に入る日は、正直ほったらかしに近い状態でした。

今日は事務なのか。現場なのか。

現場の人も、私自身もはっきりわからない。

年齢も私が一番若く、歳の近い人もいない。

誰かに相談できる雰囲気でもありませんでした。

私は「はじめての事務なのに、放置されている」と感じていました。

仕事そのものよりも、この微妙な人間関係と立場の曖昧さがだんだん大きな負担になっていきました。

このままでは苦しくなると思った

あるとき、はっきり思いました。

このままでは、覚えることだけが増え続けて、私は都合よく使われる存在になってしまう。

事務なのに、現場から要求される立場になり、苦しくなる。

パートで勤務日数も限られている中で、すべてを背負うのは、精神的に無理だとかんじました。

「今のうちに、ちゃんと線を引きたい」

そう思いました。

社長に正直に伝えたこと

私は社長に、正直に伝えました。

  • 事務を軸に働きたいこと
  • 現場に入る曜日を固定してほしいこと
  • あえて事務として働く姿を現場の人に見せたいこと
  • 現場と線と引いた関わり方をしたいこと

現場に入る日数を減らし、新しく覚える仕事が増えすぎないよう、調整したいと伝えました。

勇気は要りました。でも、ここで言わなければ、もっと苦しくなると思ったからです。

役割を言葉にしたことで、働きやすさが戻った

結果的に、現場に入る日数は減り、事務を軸に働く形に戻ることができました。

現場の方にも、「私は事務なんだ」ということが伝わったように感じます。

事務として働く姿を見せることで、役割の認識がそろっていきました。

私がもともとやりたいと思っていた働き方に、ようやく戻れた気がしました。

この経験を通して、
「一人事務」という立場について、考え方が大きく変わりました。

最初だからこそ、伝える力が大事だと思った

人数が少ない会社だからこそ、

社長は「どこでも入れる人」にしたかったのかもしれません。

その意図も、理解できます。

でも、短時間パートで、初めての事務で

すべてを抱えるのは無理でした。

だから、伝えて本当に良かった。

役割を言葉にすることは、自分を守ることでもあり、会社にとっても、長く働いてもらうために必要なことだと感じました。

はじめての事務だからこそ、ちゃんと伝える力が大事。

この経験は、今私の中で、大切な学びとして残っています。

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この記事を書いた人

総務・人事・事務の経験あり
現在は中小企業で、はじめての事務として働いています。

このブログは、
中小企業で「はじめての事務職」として働き始めた私が、
日々の気づきや試行錯誤、改善の記録を残す場所です。

正解がない中で迷ったこと、
うまくいかなかったことも含めて、
これから事務として働く誰かの
小さなヒントになればと思っています。

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